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稽古場の空間の大切さ at J-Collabo Tea Class

”茶の湯は茶室という空間で茶道具を使って点前という形によって茶を点てる事で、
茶の心を理解し、伝えていく。”

という事を故・山下宗匠が「四季の茶の湯」の中で
繰り返し書かれていました。

茶人としての生活ぶりも見て貰う為、
稽古場は自宅でするのが一番と、
常々私自身は思っていますが、
色々な事情があり、現在は学校茶道を入れると5箇所で教えています。

それぞれ特色があって良い所も沢山ありますが、
このBrooklynの場所は正直イマイチでした。
広いロフトの隅に6畳並べて屏風で仕切っていたのですが、
視覚に邪魔な物が入ってきたり、
松風の音が聞こえない空間では
やはり茶道の良さを教える事に限界があると思っていました。

が、しかし!!今回稽古場を移動しました。

新しい場所は3畳と水屋のスペースが少しの小さな部屋。
生徒さん全員で床と畳と壁の拭き掃除。
使われていなかった部屋の埃を払い清めた空間は、
本格的は茶室とはいかなくても、別世界になりました。

自分達で一生懸命清めた空間に茶道具を設え、
香を焚き、松風の音の中で静かにお茶を頂く。

生徒のさんの言葉。
「茶以外に何もない清められた空間では、
松風の音だけでなく、
とても繊細な音、
所作のこだわり、
道具の置く場所の厳格さが、
神経が研ぎ澄まされたようによく感じられます。
今までどうしてそんな細かい事にこだわるのか不思議でしたが、
この狭い空間ではそうする事に
とても深い意味がある事を理解できました。」

”和敬清寂”を身をもって体験してもらえた日でした。

私も生徒さんもとても良い茶の稽古ができた事を嬉しく思います。

場所をご提供頂いた Sacchi Shimoda さん に感謝です。


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by moonlightnj | 2016-10-11 10:18 | TEA 茶道クラス