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茶事 10月 その3 独坐観念

独座観念

茶事が終わってお客様を送り出した後、手伝ってくれた高倉君にと、自分に、薄茶を点てて、頂きました。

すっかり放心状態の2人でしたが、今日の感想を聞いたら、「一つだけこうしたら良かったと思った事があります。」と。

「電気の明かりでなく、自然光の方が良かったと思います。」
電灯を消すと、夕日が差し込んで、お花を丁度綺麗に照らしました。

このお花の美しさはきっと忘れる事はないでしょう。

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不審庵の短期講習会では、担当の宗匠は、暗くて見えない以外は電灯を消して稽古をされたそうです。

確かに趣味悠々の表千家のDVDで、貫名宗匠が、”茶室で一刻一刻と光が変わる様が良い” とおっしゃっていました。
あー、そうだった。本当に良い事を気づかせてくれたと思いました。

この綺麗な花を見ながら、静かに二人で薄茶を頂きました。

山下宗匠がDVDで読み上げられた ”独坐観念”私の大好きな場面です。
他のサイトから抜粋しました。

”主客とも余情残心を催し、退出の挨拶終れば、客も、露地を出るに高声に咄さず、静にあと見かへり出行けば、亭主は猶更のひと、客の見へざるまでも見送る也。扨、中潜り、猿戸、その外、戸障子など、早々〆立などいたすは、不興千万。一日の饗応も無になる事なれば、決て、客の帰路見えずとも、取りかた付、急ぐべからず。

いかにも心静に茶席に立もどり、此時、にじり上りより這入、炉前に独座して、今暫く御咄も有べきに、もはや何方まで可被参哉、今日、一期一会済て、ふたゝびかへらざる事を観念し、或は独服をもいたす事、是、一会極意の習なり。”


やはり茶の湯の究極は、茶事。そして茶の道は人の道。
お茶をやっていて本当に良かった。私を茶の道に導いて下さった、すべての方に感謝致します。
ありがとうございます。
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by moonlightnj | 2014-11-12 17:42 | TEA 茶会 茶事