2015年 10月 12日
茶会 ”名残の茶会” 天理文化協会にて
秋の色づく10月に、名残の茶会をさせて頂きました。
天理文化協会では、2週間ごとに展示が変わります。お稽古も同じ場所でしているので、展示が変わる度に雰囲気も少し変わるので、大変楽しいです。
今回は台湾の現代美術作家のグループ展でした。
2席、各10名程のお客様で、ゆったりとした静かな空間で、松風の音とお香の香りと秋の設えを楽しんで頂きました。お茶は五感で楽しむ事もお話致しました。ベルギー人の美しいご兄弟、最後まできちんと正座をしていてくださいました。生徒さんのご友人。
軸は、”月清千古秋”
大徳寺 塔頭 瑞峯院 吉口桂堂和尚筆
”つききよくせんこのあき”
秋の月は千年以上昔から美しく、清らかに輝いています。
お茶の心も、昔から今、未来に美しく輝いています。
と尊敬する宗匠より教えて頂きました。
菓子は、パンプキン。ピーカンナッツ入りの粒餡に南瓜と白餡の手づくりのお菓子です。
秋のイメージで茶会を設えました。
茶碗は、陶芸家のムーア理津子さんの作品。主茶碗は”Night Forest " (夜の森)
陶芸家のムーアさんより、作り手と使い手の両方からの目線で造る茶道具についてお話されました。
お茶碗は唯一お客様の口に触れる道具。手で包み込み、茶碗の肌触り、口をつけた感触、お茶を味わって、姿を目で楽しむ。作家にとっては、茶碗は、造るのが楽しいのではないかと思われます。
ホリデーウィークエンドの中、参加下さり、誠にありがとうございました。
by moonlightnj
| 2015-10-12 12:19
| TEA 茶道 市民茶会