2016年 02月 14日
奈良県人会 天理文化協会にて ”菊一文珠四郎包永の打刃物”
ニューヨークに奈良県人会がある。今回はお茶のクラスもさせてもらっている天理文化協会で奈良の物産展と奈良県人会の親睦会が行われた。
美しい道具は使い手を選ぶ。
と私は思っている。機能美と言う言葉がとても好き❤ 使いやすい道具は美しい姿をしている。
使い込まれた職人さんの道具は本当に美しい。
絵を描く筆も、字を書く筆も大切に綺麗に使わないと良い作品は生まれないと思っている。
イチロー選手だって自分のグローブを毎日自分で手入れしていたと聞く。
そして腕の良い料理人の包丁は美しいと決まっている。
今回出展していたのが、”菊一文珠四郎包永” 美しい刀剣の匠。
”菊一文珠四郎包永の打刃物は、鎌倉中期から明治に至るまで皇室慶事の献上刀(国宝・静嘉堂文庫美術館所蔵)を造り続けてきた御番鍛冶の、『心と技』を受け継いだ伝統ある打刃物です。
菊一文珠四郎包永の屋号は、寛永年間(1624~38)に、皇室より賜った『菊の紋』を刀の刻印として使用したことが起源とされています。その伝統は今も受け継がれており、菊一の打刃物には『菊の紋』が刻まれています。” (HPより)
奈良が本店で、ニューヨークに支店があり、ニュージャージにもショールームがあるそうだ。そこに菊一の包丁を持っていくと研いでくれるとの事!
日本帰国の度に有次さんの宝石のような包丁を見ては、「私に手入れができるとは思わん。」と、包丁様に選んでもらえなかった。そう、美しい道具は使い手を選ぶのだ。ライカのカメラもオーナーを選ぶ。美しいフェラーリも乗り手を選ぶ事だろう。
でも!こんな近所で研いで頂けるのなら大切に使ってまめに研いでもらえば、私も使っても良い!と天理で出会った包丁様が言っておられた気がする。
ここで出会ったのが運命だと思い、とりあえず一番小さいのを購入❤ 次回研ぎに行く時には、刺身包丁を購入しよ〜っと。
私もボランティアでお茶のサービス。50服は点てた気がする。
御干菓子は雲平。当日の朝からせっせと作りました。紫をん先生に教えて頂いた賜物。
by moonlightnj
| 2016-02-14 14:26
| TEA 茶道 市民茶会